こんにちは、留学休止中も元気もりもりのちえみです!
この記事ではIELTS7.5や高得点を取るための対策ロードマップをご紹介します。
IELTSハイスコアを取るためにどこから対策すればいいか迷いますし、なんか現実味がなくて目標スコアを取れるか不安になりますよね。
今回はそんな「どこから始めればいいかわからない!」という方に、実際にIELTS7.5を取得した経験をもとに効果のあるIELTS勉強法をご紹介します。
ちゃんとした対策方法で勉強を始めれば、どうすれば英語力を上げてスコアUPできるかがはっきり見えてきます。
では、IELTSハイスコア7.5対策について解説していきます!
IELTS7.5の難易度
「IELTS7.5を取りたいから」とがむしゃらに対策を始める前に、IELTS7.5と自分の英語力とのギャップを知っておくことが何よりの近道です。
ではIELTS7.5を取るにはどのくらいの英語力をつければいいのでしょうか。
IELTSスコア換算目安表
IELTS | TOEFL iBT | TOEIC | 英検 |
8 | 110~114 | ー | ー |
7.5 | 102~109 | 970~990 | ー |
7 | 94~101 | 870~970 | 1級 |
6.5 | 79~93 | 820~870 | ー |
6 | 60~78 | 740~820 | 準1級 |
ということは
- 学習時間を作ること
- 効率的な勉強のしかたを知る
- 集中力を鍛える
のも英語を勉強するのと同じくらい大事になってきます。
IELTS7.5は夢がある
IELTS5.5から7.5を取った身からいうと、IELTS7.5ってすごく夢があります。
なぜかというと、
- IELTS7.5は英語超上級者の仲間入りができるライン
- 洋書のビジネス書やIT系の本も余裕で読める
- 「英語を学ぶ」から「英語で学べる」にシフト
- 移住や世界トップレベルの大学・大学院レベルの英語力
だからこそIELTS7.5を取るのはむずかしいわけですが、取るのが不可能なスコアではなく、日本人でも対策と努力次第ではどうにかなるスコアだったりします。
ここまで聞いてなんか夢がありそうなスコアだと思いませんか?
夢がありそう!と思えた人はモチベーション的にだいぶ大儲けです!
IELTS対策
ではここからは本格的にIELTS対策をしていきましょう。
IELTSには
- リスニング
- リーディング
- スピーキング
- ライティング
の4セクションで英語力を試されます。
日本人にもなじみのあるリスニングやリーディングだけでなく、アウトプッ系のスピーキングやライティングまで試されるため、総合的な英語力を鍛えていく必要があります。
ではどのようにセクションごとに力をつけていきながら英語力を磨けばいいでしょうか?
ここからは5つのパートごとに解説していきます。
単語
まずは基本中の基本である単語のレベルアップです。
1単語を知らないだけで読んでいる長文の意味がわからなくなることはよくあります。
でも単語は覚えた分だけ味方になってくれるという心強い性質があるので、IELTS7.5をめざすなら常に単語力を強化しましょう!
王道の実践IELTS英単語3500が1冊があればIELTS対策の単語帳としては十分です。
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わたしもまっぷたつに破れるまで使いこんだ単語帳で、過去に出題された問題からよく使われる単語を1冊にぎゅっとまとめられています。
もちろん、ほかにもすばらしい単語帳はたくさんありますが、単語帳は1日でもはやく、ぼろぼろに使ってなんぼです。
単語帳を持っていなければ今日中にゲットして今日から毎日使ってください!
リスニング
リスニング力の底上げの第一歩は多聴×発音です。
日本の英語教育を受けてきた人の場合、発音は授業でもノータッチだったのではないでしょうか。
同じ日本の英語教育上がりだった筆者がリスニングで「聞こえる!」と実感したのは
- 英語を聞きまくりつづけて半年後
- 発音の基礎をマスターした後
でした。
ということは、リスニング力を上げるには毎日のように英語を集中して聞きながら、発音も基礎くらいはおさえる必要があります。
なぜ発音がリスニング力の底上げになるかというと、人間は自分が発音できるものしか聞き取れないからです。
実際に、知り合いが英語のディスカッションでBathとBusを聞きまちがえて、内容がかみ合わない返答をしていたことがありました。
このThの発音ができないだけで、ThもSもすべてSに聞こえていたのです。
そんな惜しい聞きまちがいでスコアを落とさないよう、基本的な発音は自分でも発音できるようにしておき、余裕があれば発音記号を見るだけで発音がわかるようにしておきましょう。
チェックしておきたい発音
- ThとSとSh
- RとL
- BとVとF
- 母音
発音の基本的なしくみを勉強しておけば、ふだんから発音の練習もできるのでスピーキングにもプラスになります。
ディクテーション
多聴×発音でリスニング力を底上げしたら、リスニング力をさらにあげるために効果的なディクテーションをしていきます。
ディクテーションというのは、聞いた英文をすべて文字に起こすトレーニング方法です。
なぜシャドーイングではなくディクテーションかというと、IELTSのリスニングは英語を正確に聞きとって、スペルミスなく回答してやっと点数になるからです。
ディクテーションのやり方は、リスニングテストのパートずつに区切ってから
- IELTSリスニングテストを1文ずつ流す
- 聞こえた英文を書きとる
- 全部聞き取れなかったら何回でも英文を流す
- パート全部の聞き取りが終わったら、スクリプトと答え合わせ
スクリプトと答え合わせをするときは別色のペンでミスを直してください。
そうすることで、よくするミスが何かすぐ見直せます。
リーディング
リーディングはIELTS4セクションの中で最も重要なセクションです。
なぜかというと、IELTSはどのセクションの設問も英語で書いてあり、設問を早く正確に理解する必要があるからです。
ではリーディング力をアップさせるにはどう対策すればいいでしょうか?
STEP1: 日本語訳を卒業する
まず英語初心者から中級者へのステップとして、日本語訳を卒業することです。
もし長文読解をするときに日本語に翻訳しないと理解できない人は、中学や高校の英文法書で英文法の基礎をがっちり固めてください。
文法書は新しいものはわざわざ買う必要はありませんので、今すぐ始めてください。
STEP2: 多読で長文に慣れる
英語の骨となる文法がわかってきたら、次は多読で長文に慣れます。
IELTSは学校の試験や英検で出されるリーディング以上に難易度が高くて長文なリーディングが出題されます。
そのため、英語中級者のリーディングのゴールは、長文への免疫をつけてリーディングの速さと正確さをそれぞれ鍛えていくことです。
文法ルールが頭に入ってもどうしても日本語に訳さないと理解できない人は、読んだ英文を頭の中で画像に変換することを常にやってください。
洋書を読むのも英語力強化には役立ちますが、IELTS7.5やハイスコアを取るにはIELTSの問題集や試験サンプルで練習するのがいちばん効果的です。
ネット上にもIELTSリーディングの練習問題があるので、それを活用しながらIELTSで出される長文に慣れていきましょう。
STEP3: 試験時間と同じ時間で読解×精読
リーディング力アップの黄金ルールは多読×精読のバランスです。
長文に少しでも慣れてきたら、次は本番と同じように1時間以内に3パッセージ分の問題を解きます。
解きおわったら答え合わせをしてリーディングのスコアを出してください。
ここからが大事ですが、答え合わせの後に
- ミスした部分の見直し
- 精読
- 同義語探し
を必ずしてください。
時間を測って長文を読解し始めると、「自分て全然英語できないんだ、、、」と絶対にメンタルにきます。
でも覚えておいてほしいのは、「あ、レベルアップした!」って感じる瞬間の直前が実は一番きついです。
逆にいうと、「超きつい」「伸び悩んでる」という時期こそが次のレベルへの階段ですので、超がんばってください!!
スピーキング
英語を自分で積極的に使うスピーキングやライティングのセクションは一番結果がでずらく、多くの人がスコアアップに苦戦するところです。
英語を話すことに慣れる
そんなスピーキングセクションの対策への第一歩は、英語を話すことに慣れることです。
IELTSペーパーバージョンの場合、目の前に試験官がいて、リアルに会話をしなければいけないので、英語を話すことに慣れていないだけで軽くパニックを起こします。
英語を話すことに慣れるには
- 英語でひとりごと
- オンライン英会話
の2種類がありますが、オンライン英会話が一番はやく成長できます。
自分のIELTS経験からいうと、オンライン英会話でケチったら全然伸びない+スコアが上がらず再受験の可能性が高くなります。
短期間でスピーキングを強化するなら、英語のミスがあればすぐ教えてくれて、ほかにも使える表現をそのまま教えてくれるオンライン英会話がいちばんです。
モチベーションUP動画を見る
スピーキングのモチベーションをあげる材料として、IELTSスピーキングスコア別YouTube動画を見るのがおすすめです。
目標のスピーキングスコアかそれ以上の動画を見て、どんなスピーキングがどのスコア付けされているか見てみてください。
私がスピーキングスコア6.0を見たときに、「あれ、自分でもスピーキング6.0取れるんじゃないか?」と感じたからこそ、オンライン英会話を続けられました。
届きそうで届かないスコアの動画を見て、
「この人レベルまでになってやろう!」
「この人みたいに喋れるようになりたい!」
とモチベーションを上げるためにぜひ動画を見てみてください。
ライティング
ライティングもスピーキングと同じく、
- 英語を書くことに慣れること
- 自分より英語力のある他人からフィードバックをもらうこと
がレベルアップにいちばん手っ取り早いです。
ライティングを真似る
ライティングに慣れるために、まずはライティングを真似をするところから始めます。
真似といってもただ書き写しているだけでは全く意味がありません。
ライティング写経をする準備として、
- ライティング内容を細かく理解して、わからない単語や文法を調べる
- 内容が理解できたら、ライティングの構造をチェック
- 同義語や似たような表現があればグループにしてまとめる
これを一通りやっておきます。
ここでやっとライティングの写経をしていきます。
写経のやり方は
- 1-3文くらい読んで覚える
- 文の内容を頭に入れる
- カンニングぜず覚えてる範囲で暗記した英文を書く
覚えて書く作業がすべて終わったら、実物の文章と合ってるかチェックします。
後でわかるよう、合っていなかった部分は別色のペンで書き足し、自分がどんな間違いをよくするのか確認します。
ここまでやって、やっと写経は完了です。
無料で質の高いライティングを真似たい人は、IELTS LizブログにあるModel Answersがオススメです。
ライティング添削
真似をすることでライティングに慣れて、英語脳にスイッチをいれることはできますが、それだけでは足りません。
ライティングに慣れてきたところで、今度は自分で書いて他人からフィードバックをもらいましょう。
ライティング写経をしてると意外と英語が書けるように感じますが、自分の力だけでライティングを書くとなると思ったより全然すらすら書けません。
スピーキングと同じように、添削というフィードバックをもらうことで自分の足りない部分に早く気づけて、自分の弱点をすぐにトレーニングできます。
添削を使うときはこんな感じ
- タスク1とタスク2を本番と同じ時間で測ってライティング
- 終わった後に自分のミスさがし
- 添削に出す
書きおわった後の自分のミスさがしは絶対してくださいね!
本番であれば、あまった時間で自分自身のミスを見つけて直さなければいけませんので。
最後に
いかがでしたか?
IELTS高得点を取るにはやらなきゃいけないことばかりですが、英語はちゃんとやった人には結果で返してくれるものです。
すきま時間も最大限につかって、毎日コツコツ目標スコアに向かって英語学習に取り組んでいってくださいね!