こんにちは、ちえみです。
今回はニューヨークタイムズのベストセラー賞を獲得しているLimitless 超加速学習をレビューしていきます。
この本で紹介されている勉強法や脳科学を知って、わたし自身勉強に対する考え方が変わりました。
ということで、今回はLimitless 超加速学習を読んだレビューやこれから読んでみたい人に伝えたい魅力をご紹介します。
Limitless 超加速学習を読んだきっかけ
今回Limitless 超加速学習を購入したきっかけは、久しぶりに洋書を読もうとAmazonを見ていたのがきっかけです。
この本を読む前から自己成長や科学的な観点から見た勉強法、人間らしい健康な生活に興味はありました。
アメリカ留学中もメンタリストDAIGOのYouTubeで勉強法とかをオーディオブックのように聞きまくっていた時期もありました。
そんなわけで、脳科学をベースにした今回の本はストライクゾーンだったのでちょっとお高めでしたが購入してしまいました。
著者ジム・クイックは脳のダメージを乗り越えた男
Limitless 超加速学習の著者、ジム・クイック(Jim Kwik)は幼稚園のときに不慮の事故で屋内ヒーターに頭を思いっきり打ってしまい、そのことから脳にダメージを負いました。
そのせいで集中したり読んだりするのがとても難しくなり、ほかの子供達にくらべて勉強に遅れを取るようになります。
小学校に上がるも勉強面で同級生に追いつけず、「脳が壊れた男の子」といじめられていました。
それにプラスして、英語の成績を心配した先生がジムにエクストラクレジットを与えてくれたのですが、クラスの前で発表する形になってしまい、目立ちたくないジムはやっていないふりをしてしまいます。
幼少期から「自分はバカで何をやっても上手くいかない人なんだ」と思い込んでしまいます。
脳の損傷を負いながらも家族を喜ばせるため地元の大学にまで進学しますが、大学の勉強や自主学習をがんばろうとハードスケジュールな生活を送った末に、階段から転倒、病院で入院することに。
しかし、脳のダメージや勉強と戦い続けたジムは脳や学ぶことが人間にとって最大のスーパーパワーであることに気づきます。
現在は世界中に加速的に勉強・記憶・集中する方法を発信
-ジムのYouTubeは最近日本語訳も出てきてるので英語が苦手な人でも見れます-
そんな苦しい出来事を乗り越えたジムは記憶力や脳科学など、さらに効率よく学習する方法を勉強し、今ではハリウッドの俳優や女優、世界トップクラスの企業や大学でもレクチャーをしています。
ほかにも、ジムのオンラインコースは195カ国で利用されており、ジムが得た知識を勉強している人が世界にたくさんいます。
世界一勉強が苦手だった子供が自分の弱点を克服し、今では勉強と脳の可能性を世界に広める存在となっています。
控えめに言ってもすごすぎですよね。
ジム・クイックがLimitlessにこめた思い
Limitless 超加速学習は(私の知る限りでは)ジムにとって初めて出版する書籍です。
ジムは自身の経験から、わたしたちがどれだけ自分の能力を過小評価しているかを教えてくれています。
この本に隠れているテーマはUnlimit yourself 脳の可能性を無限大にするです。
人間の最強の武器である脳をよく理解し、超加速的なスピードで勉強すればどんな人でも人生を自分の手で変えられる。
こんなメッセージが隠れています。
自分自身の能力と前向きに向き合ったジムだからこそ、書籍を通して説得感があります。
Limitless 超加速学習の内容
あまり書籍のネタバレとかはしたくないので控えめにしますが、読んでて「こんな勉強法がいいのか!」とカウンターパンチをくらったような衝撃を何度か感じたので、アウトプットついでにご紹介します。
自分への思い込みを捨てよう
わたし自身もわたしの周りの人にもとても多いですが、自分否定が多すぎます。
うすうす感じてましたが、本を読むまでこんなにも自分の能力を否定して、なんでも始める前からあきらめていることに気づきませんでした。
この勝手な思い込みのせいで本来がんばればできることでも簡単にあきらめてしまいます。
ジムのいう超加速学習の土台は自分の低く設定しすぎたリミットを取り払うことで効果を発揮します。
- 始める前からあきらめる
- 勝負事になると負け癖がでる
- 「自分じゃ無理」が口癖
- 「自分は頭良くない」と思っている
こんなことを日常的に思っている人、それ勝手な決めつけです。
”Life has no limitations, except the ones you make.”
人生にはあなたが作り出す限界以外に限界なんてものはない
レス・ブラウン
限界って本当にあるものではなくて人間が勝手に作り出すもの。
まずは自分をしばりつけている「自分で作り出した限界」を探してみてください。
脳を無限大にして学習を加速させる法則
脳が持つスーパーパワーを無限大にするには
- マインドセット
- モチベーション
- メソッド
この3つ全てを「リミットレス」にすることが必要です。
マインドセットを変える
マインドセットは思考、つまり勉強に対しての考え方や思い込みなどに当たります。
自分は自己嫌悪や自己否定しているとわかっている人でも、なぜ自分がそう思ってしまうのかわからない人は圧倒的に多いです。
- 自分自身に普段どんな言葉を使っていますか?
- 自分は何の取り柄もないと思っていませんか?
- すごい人は生まれながらにしてすごいと思っていませんか?
自分の心でつぶやいていることに日頃から注意を向けている人はあまりいません。
自分自身にネガティブな言葉ばかり使っている人がいきなり自分の中にある可能性を信じることなんてムリなんです。
自分の脳に秘めた可能性を最大限にするには、まずは自分の潜在的な思い込みを正しましょう。
モチベーションを変える
モチベーションは資格勉強や受験勉強でもネックになる要素ですね。
そんなモチベーションも複数の要素から左右されています。
それが
- 学習の目的
- 脳のエネルギー
- 習慣化のしくみ
学習の目的
目的を持たずに勉強すると何のために勉強しているかわからなくなり挫折しますよね。
そのため学習の目的をしっかり持っておくことが重要です。
脳のエネルギー
脳のエネルギーと聞いてピンとこない人もいるかもしれませんが、脳は日頃の食事からエネルギーを得ています。
“What you eat is what you are.”
あなたはあなたの食べるものでできている
このままですね。
脳は毎日の食事からエネルギーを得ているので、脳が喜ぶ食材をとらない生活をすればいいエネルギーを供給できません。
脳は人間の中核、飛行機の操縦機のようなもの。
エネルギー切れすればどんなにがんばって勉強しても頭に入りませんし、モチベーションも保てません。
モチベーションを気持ちの問題にせず、脳が最高のパフォーマンスをしてくれるように食事を取りましょう。
習慣化のしくみ
習慣化の仕組みを理解して少ない努力で長く続くように習慣付ければ、わざわざモチベーションをひねりだすよりメンタル的に楽に努力を続けられます。
たとえば、歯磨きを毎日できるのはわざわざモチベーションをあげてるのではなく、習慣化がされているからですね。
勉強はもちろん歯磨きよりつらいですが、同じ理論が当てはまります。
毎日この時間にこれをやる、という習慣がついていれば行動が自動化されます。
メソッドを変える
勉強のメソッドが変われば勉強スピードがアップします。
メソッドといってもテクニックのような勉強法というより、本質的で応用ができる勉強方法のコアが大切になってきます。
変え方としては
- 集中力を上げる・集中を戻す
- 脳が効率よくインプットできる勉強法
- 記憶力の上げ方
- 速読方法
があります。
一番衝撃を受けた速読方法は、文字を頭の中で読むな、というものです。
今この記事の文字を読んでいるのでわかると思いますが、心の声がナレーションして本文を読み上げてくれてますよね?
でも速読したいなら心の中で読み上げる必要がないのです。
文字を見るだけで意味は理解できます。
でも多くの人はちゃんと心の中で本文を読むので、意味が理解できていても心の声が読み終わるまで次の文へいけません。
このように大多数の人は文字を朗読するスタイルで読むため、本を読み終わるのにとても時間がかかってしまいます。
【個人的な感想】何かを勉強する前に復習したい本です
ここまでで書籍から学んだことをアウトプットしましたが、これでは全然ネタバレに入らないんじゃないかと思うくらい役立つ情報がたくさんあります。
- どんなブレインフードが脳にいいのか
- 集中力を戻す呼吸法
- 自己否定的なマインドセットを振り返る方法
- 自分の能力をポジティブに解釈する言葉の使い方
など、全てを挙げきれないですが、情報量をたくさん詰めこんで解説してくれてます。
わたしはこの本は一生持っておきたいなと思っていて、新しい勉強を始めるときはメインポイントを復習しています。
この本を読んで情報を貯めておくだけでなく実際に使ったおかげで生活のルーティンが変わりました。
人生100年時代の今、生涯学習なしに生き抜くことはできません。
学習は全てのスタートです。
これからの時代を生き抜く全ての人に、自分の手で人生を変えたいのであればぜひ読んでいただきたい1冊です。
これで洋書レビューはおわり!
お付き合いいただきありがとうございました!
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