TOEIC初心者のリスニングが上達しない原因と効率的な勉強法4つ

英語初心者で今回初めてTOEICを受けるのですが、苦手なリスニングの勉強法がわかりません。英語の基礎も含めた、初心者にオススメなリスニング勉強法を教えてください

こんな疑問に答えます。

TOEIC初心者が英語をうまく聞き取れない理由
初心者でもリスニング力が上がる勉強法と注意点
TOEIC問題パートごとの特徴と解き方のコツ

本記事の信頼性

この記事を書いている私は、

 日本育ち&英才教育なし海外大学入学のため英語を猛勉強した過去あり
 TOEIC940点とIELTS7.5取得
 英語を学ぶ中で挫折も経験

実は、初心者でもTOEICのリスニングは根本的な英語力アップ×TOEICリスニング形式の攻略でスコアがグッと上がるんです。

なぜなら、TOEICのリスニングはそこまで難易度が高くなく、問題の傾向がはっきりしているからです。

この記事では、TOEIC初心者でも効果がでるリスニング勉強法と知っておくべきTOEIC問題形式のポイントをご紹介します。

この記事を読み終えると、どんな勉強法を実践してリスニングスコアをあげればいいのかわかりますよ!

TOEIC初心者がリスニングでつまずく理由5つ

TOEIC初心者でリスニングにつまずく人の多くは、英語のリスニングスタイルや英語の土台となる基礎をあまり理解していないせいでなかなか上達しません。

具体的には、以下の5つが主なリスニングでつまずく原因です。

  1. 中・高校生で習う英語基礎が抜けてる
  2. 単語単語しか聞こえない
  3. 聞こえた英語を英語で理解していない
  4. リスニング教材を聞いたまま精聴しない
  5. 英単語の覚え方がスペルの覚え方と一緒

ではそれぞれ解説していきます。

中・高校生で習う英語基礎が抜けてる

学生、高校生のときに習った英語文法の基礎が抜けている人はリスニングでつまずいている可能性大です。

ふだん日常生活で使われるような英語はほとんど中・高校生で教わる英語文法でカバーされていて、TOEICで出てくる英語も特別むずかしいような英語文法は使われていません。

もし英語音声をリスニングしても聞き取れないし、音声のスクリプトを読んでも意味がわからない、と感じる人はリスニング以前に英語の基礎から復習したほうがいいです。

単語単語しか聞こえない

英単語は聞こえてくるけど内容まではイマイチ理解できないひとはこのタイプに当てはまります。

このタイプに当てはまる人は英語独特の発音や音のつながりをうまく聞き取ることができないことが原因で単語単語しか聞こえない状態になっています。

いつも単語しか聞き取れなくて音声に置いてかれてるように感じる人は、英語独特の音について追加で勉強したほうがいいです。

聞こえた英語を英語で理解していない

英単語や英文は聞こえているけど内容をうまく処理できない、と感じる人は英語を英語のまま理解する力が弱いです。

リーディングであれば1回読んで理解できないところは何度も読めますが、リスニングは1発勝負で聞き取らなければいけません。

このタイプの人はリーディングのときも英語から日本語訳にわざわざ変換して読んでいることも多いので、英語を英語で理解するために英語脳を鍛えましょう。

リスニング教材を聞いたまま精聴しない

リスニングの勉強をしているわりに全然リスニング力が上がらない人は、リスニング教材を徹底的に使い込んでいないのが原因です。

模試は見直しと復習があってやっと100%の効果が出るのと同じで、リスニング教材も聞いた後に聞き取れなかった音や単語、スクリプトの内容のチェックができてやっと英語力がアップします

今までリスニング教材を聞いた後にそのまま放置していた人は、教材を徹底的に研究して見直して復習することで爆発的にリスニング力が上がります。

英単語の覚え方がスペルの覚え方と一緒

単語帳の英単語を覚えるときに単語の発音よりスペルを重視している人は、リスニングで聞き取れない英単語が増えてしまいます。

たとえば、encourage(励ます、勇気づける)をスペルのまま「エンコウラジ」と覚えていると、本当の発音である「インカリッジ」を聞いてもencourageを聞き取ることはできません。

わたしも高校生のときは英語のテストでスペルを間違えると×にされてたのでスペルで覚えていたのですが、TOEICは全てマークシートですし、この覚え方だとTOEIC高得点まで目指してる人は相当挫折します。

なので、単語力はあるのにリスニングになった瞬間ついてけなくなる、という人はこれからは英単語の意味やスペルだけでなく発音も意識して覚えましょう。

TOEIC初心者が見落すリスニング勉強法以外で大切なこと3つ

TOEICのリスニングスコアをいち早く上げたいがために、TOEIC初心者が見落としてしまいがちなとても大切な心得をここでご紹介します。

これから紹介する心得を頭に入れておくだけでメンタル面でもムダに挫折しづらくなると思うので、「リスニング力なんて本当にがんばれば上がるの?」と不安な人こそチェックしてください!

以下が紹介する3つの心得です

  1. 成長や結果を早く求めすぎない
  2. 根本的に英語力アップを目指すなら徹底的に勉強する
  3. 英語を毎日少しでもいいから聞く習慣をつける

では順番に解説します。

成長や結果を早く求めすぎない

TOEICはある程度のテクニックや解き方のコツをマスターすればスコアが上がりやすいテストですが、だからといって楽してもちょっと勉強すれば目標スコアに届くわけではないです。

TOEICも英語も勉強曲線みたいに最初はなかなか成長を実感しづらい期間でとまり、その間もリスニング力アップのために勉強した人だけが後から成長を感じられるようになっています。

最初のうちからすぐに英語力爆上げみたいな効果を期待していると序盤から挫折してしまうので、この期間はなにがなんでも英語にコミットする、くらいのマインドセットでいた方がいいです。

根本的に英語力アップを目指すなら徹底的に勉強する

TOEICは日本で認知度がありすぎてTOEIC=英語力と思っている人も多いです。

ですが、英語をバリバリ使えるくらいまで英語力を上げたいのであればTOEICだけに固執せずいろんな英語を勉強した方がいいですし、オンライン英会話を使って英語を話すアウトプットも必要です。

英語力自体を上げるのが最終目標ならTOEICの勉強法だけにこだわらないで、読む、聞く、話す、書くの4スキルを徹底的に磨くことにも集中したほうがいいです。

英語を毎日少しでもいいから聞く習慣をつける

いくら丸1日TOEICの勉強をしたからといって1日でスコアアップはしません。

TOEICの試験勉強は長期戦です。

なので、TOEICリスニングのスコアを上げたいのであれば毎日10〜30分英語を聞く習慣を作って、英語をリスニングすることが当たり前な状態にもっていきましょう。

TOEIC初心者のためのリスニング勉強法4つ

ここからはTOEIC初心者こそやるべきリスニング勉強法をご紹介します。

ご紹介するリスニング勉強法は以下の4つです。

  1. 英語脳を鍛える
  2. ディクテーション
  3. 音読とオーバーラッピング
  4. 英語発音の基礎を学ぶ

では順番に解説していきます。

英語脳を鍛える

英文を読むときも日本語訳に訳さないと理解できないという人は、まずは英語脳を鍛えましょう。

英語脳を鍛えることとリスニング力アップって関係あるの?と思われるかもしれませんが、超大アリなんです。

1回読んでも理解できなかった戻って読みかえせるリーディングと違って、リスニングは音相手なので、聞き逃したら戻って聞き直すことはできません。

つまり、瞬間的に英語を聞き取るリスニングスキル+聞き取った英文を瞬間的に理解する能力の2つが求められるのです。

いくら瞬間的に英単語を耳でキャッチできても、内容が正確に理解できなければTOEICスコアを上げることはできません。

ということで、まずは英語を英語で理解する英語脳を鍛えましょう。

ディクテーション

ディクテーションとは聞こえた英単語や英文を聞こえた通りに紙に書いていくリスニング勉強法です。

なぜディクテーションが効果的かというと、ディクテーションをすることで徹底的に英単語や英文を拾う練習になる+どんな音が拾えていないか洗い出せるからです。

ディクテーションのやり方は簡単で、まずは紙かノートを準備します。

英語のリスニング音声を自分がパンクしない程度の長さで流し、聞こえた部分だけでいいので紙にメモしていきます。

同じところは何回聞いてもいいので、もうこれ以上は聞き取れないというところまで自分なりにリスニング音声の英文を完成させていきます。

音声全部をディクテーションしたら、音声のスクリプトを見ながら赤ペンで間違えたところを直します。

聞き間違いと聞き逃しを全部紙にメモったら、またリスニング音声を頭から流して赤ペンのメモを重点的に聞きまくります。

  • 聞き間違い→単語の発音をうまく区別できてない
  • 聞き逃し→英語独特の連結や脱音が聞き取れてない

これでディクテーションは終わりです。

できれば今までで使ったことがあるTOEICリスニング模試の英語音声を使うと効果的です。

音読とオーバーラッピング

英語力アップに効果的な勉強法はいろいろありますが、英語のリスニング自体苦手という人は音読とオーバーラッピングのコンビがいちばん易しい&効果的です

まずは何も見ない状態で集中してリスニングします。

このときに、どの単語が聞き取れたか、どんな内容の話をしているか、取り込める情報はすべて取り込んでおきます。

そのあとにスクリプトを見て自分が聞き取った情報が合ってたかざっとチェックします。

あるかないかで意味が変わってしまうような単語(not, won’tなど)聞き取れなかったせいで解釈が変わってしまったところがあればスクリプトに目印をつけます。

  •  スクリプト→ Ted won’t be here tomorrow morning for the workshop won’tに目印をつける
  •  自分×→ Ted want be here tomorrow morning for the workshop

これが終わったら、スクリプトを読んでも意味がわからない文や単語をしらみつぶしに調べます。

スクリプトを9〜10割理解できるようになったらやっと音読します。

音読で意識するポイントは

  1. 発音・音の連結・脱音
  2. 速度とリズム
  3. イントネーション

で、最初のうちは発音・音の連結・脱音にフォーカスをおけば十分です。

リスニングは音を認知する力がけっこう必要なので、音声を1文流す→まねして音読をくり返して、スムーズに音読できるようになったら音声と同じタイミングで音読(オーバーラッピング)するといい感じに負荷がついてリスニング力が上がります。

英語発音の基礎を学ぶ

ここまででオーソドックスなリスニング勉強法をご紹介しましたが、英語発音の基礎を勉強しておくとリスニング効果がダブルで上がります。

発音のメカニズムを知っておくべき英語発音は以下の4つ

  1. RとLの発音
  2. SとShとThの発音
  3. BとVの発音
  4. HとFの発音

RとLの発音&SとShとThの発音は比較的おぼえやすいですが、BとVの発音&HとFの発音は聞き分けができるようになるまで時間がかかりました(個人的な経験)

わたしがまだRとLの発音を聞き分けられないときは、「Rは低い音でLは高い音」と覚えてましたが、最初のうちは自分の感覚にたよって区別するのもアリだと思います。

TOEIC初心者が避けるべきリスニング勉強法3つ

ここからはTOEIC初心者、特に英語初心者は避けた方が効率的にもメンタル的にもいい勉強法をご紹介します。

紹介するリスニング勉強法がダメというわけではないですが、英語レベルが初級・中級の人がやると効果なし、最悪挫折したりと逆効果になるので、メインのリスニング勉強法にしないほうが無難かなと思います。

ではそれぞれ3つ見ていきましょう。

英語音声を聞き流す

先ほど英語を毎日聞く習慣をつくるのがオススメといいましたが、英語の音声をBGMのように聞き流すのは意味がありません。

英語音声を聞き流してるだけで英語が自然と身につくのは生まれてから数年くらいの期間だけで、この記事を見ている人の多くはその時期はもう過ぎていて効果はありません。

英語音声を流しているときはできるかぎり音声に集中して、単語を聞き取ったり内容を理解するように意識してリスニングしましょう。

洋画を使って英語学習

画を使って勉強すること自体全然効果はあるのですが、英語初心者には向かない勉強法です。

なぜかというと、英語初心者の場合、土台となる英語文法や単語量、発音、基礎リスニング力を鍛えた方が効率的にリスニング力がアップするからです。

それにプラス、洋画は2時間くらいあるので、相当な集中力がなければ中途半端に終わってしまいます。

洋画にでてきたこのフレーズを理解したい!みたいな好奇心からでてくる英語学習はOKですが、洋画を1から10まで勉強するのはTOEIC的には非効率&大変なので洋画は勉強のモチベ維持くらいに考えておきましょう。

TOEICのテクニックばかり磨く

TOEICは解き方のコツや戦略を練ればそれだけでスコアアップできる試験ですが、最終的な目標が800〜900点台を取ることであればテクニックではそこまでカバーできません。

目標スコアが高ければ高いほど、英語レベルを底上げすることがいちばん大切になります。

TOEICのテクニックはあくまで仕上げくらいに思って、最初は自分の英語レベルを上げていくトレーニングから始めましょう。

【パート別】TOEICリスニングの特徴と解き方のコツ

TOEICの形式を制すものはTOEICを制す、ということで、ここからはスコアアップにつながるリスニングパートごとの特徴と解くときのコツをご紹介します。

インストラクションは聞かない

まずはじめに、リスニング試験の最初と各パートの最初に流れる英語のインストラクションは聞かなくてOKです。

このインストラクションが流れている時間を設問の問題や選択肢をチェックする時間に使います。

インストラクションにおいて抑えておくべきポイントは、

  1. 本番、模試の前までにインストラクションの内容をざっと知っておく
  2. リスニング問題が始まる前に流れる英文を覚えておく

これだけです。

インストラクションの内容は問題形式の説明なので、まだTOEICリスニングの形式がよくわからない人は日本語訳バージョンをチェックしておきましょう。

TOEICリスニングパート1:写真描写問題

TOEICリスニングのパート1は写真にいちばん合う説明文を聞き取って答える問題で、インストラクションの「Now Part1 will begin」が流れたら始まります。

パート1の写真をみるポイントは写真の種類によってちがいます。

  • 人物が写ってる→人物の性別、どこにいる、何をしている、周りには何がある
  • 風景が写ってる→どの位置に何がある(上下右左)、物がどんな状態にある

パート1では位置関係を表す表現が頻繁につかわれるので、位置関係系が苦手な人は単語帳などでフレーズ丸ごと覚えておきましょう。

TOEICリスニングパート2:応答問題

TOEICリスニングのパート2は問題用紙に何も書かれてないノーヒントパートで、「Now let us begin with Question No.7」の後に始まります。

形式としては、1文読まれた後、その1文に会話としていちばん合う返答を3つの選択肢のうちから1つ選ぶ問題です。

最初に読まれるいちばん最初の単語を集中して聞くと聞き逃しを防げる&何について会話しているかわかります。

TOEICリスニングパート3:会話問題

TOEICリスニングのパート3は2、3人の会話を聞いて会話に関する3つの問題を答える問題で、「Question32 through 34 refer to the following conversation」と流れたら会話が始まります。

解き方のコツは、インストラクションが流れてる間にできるだけ問題と選択肢のキーワードに目を通しておくことです。

TOEICリスニングパート4:説明文問題

TOEICリスニングのパート4は1人によるアナウンスや説明スピーチが流れます。

解き方のコツはパート3と一緒ですが、最後の2、3問は表やグラフを見て答える問題が入っているので、「Look at the graphic」で始まる問題は問題の内容+グラフの情報をセットで目を通してください。

英語が苦手な人はリスニング勉強より前に基礎固め

英語が苦手で聞いても読んでもさっぱり理解できない、という人はリスニングをトレーニングする前に英語文法の基礎を固めましょう。

まだ中学、高校で使ってた英語文法書を持ってる人はそれを1、2周くらいして英語のルールをしっかり覚えましょう。

学校の文法書がない人は下のオススメ参考書で基礎固めしてください。

中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。

基礎固めは時間をかけすぎてもあまり意味がないので、長くても1ヶ月で終わらせる目安で読み込んでください。

まとめ

いかがでしたか?

TOEIC初心者が実践するとリスニング力が上がる勉強法4つでトレーニングして、まずはリスニング力アップを目指してください。

  1. 英語脳を鍛える
  2. ディクテーション
  3. 音読とオーバーラッピング
  4. 英語発音の基礎を学ぶ

この勉強法でしばらくやってもまず意味がわからない!という人は英語文法をしっかり固めてから再挑戦しましょう。

 

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